外 科

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■平成29年度(1月〜12月) 手術実績

[外科手術]
胃癌 7例
結腸・直腸 17例(腹腔鏡下手術8例)
胃・十二指腸 1例
胆道系疾患 29例(腹腔鏡下手術26例)
腸閉塞 1例
鼠径・臍ヘルニア 39例(腹腔鏡下手術8例)
肛門疾患 11例
急性虫垂炎 3例(腹腔鏡下手術3例)
抗悪性腫瘍剤静注用埋没型カテーテル設置 6例
その他 45例
外 科

診療方針

地域の診療所・クリニックや他の病院と連携して、地域密着型の病院として、広く地域住民の皆様に信頼され、選んでいただける外科を目指しています。


診療内容

  1. 胃・大腸、小腸の良性疾患や癌などの悪性疾患
  2. 肝臓、胆嚢、膵臓の良性(胆石症など)および悪性疾患
  3. 肛門疾患(痔核、痔瘻、肛門周囲膿瘍、裂肛、直腸脱)
  4. 鼠径ヘルニア(脱腸)
  5. 皮膚・皮下の腫瘍(できもの)

特色

◎外科治療においては従来の開腹手術に加えて、体にやさしく傷の小さい腹腔鏡手術を基本としています。治療は原則として各疾患の診療ガイドラインをベースとしていますが、必要に応じて患者様に応じた個別下治療を行うようにしています。

◎癌の治療は手術にはじまり、抗癌化学療法から緩和ケアまで一貫して行っています。

◎当科では胃・大腸内視鏡検査(カメラ)も行っています。手術時の全身麻酔の経験をもとに、静脈麻酔による鎮静下に検査を行っていますので、痛みや不快感が軽減されます。いつでもご相談下さい。

◎週に1回、内科医師と合同カンファレンスを行い、患者様の病状や治療方針について討論し、より良い治療をとるよう心がけています。

◎当科はNST(栄養サポートチーム)の活動にも深くかかわっています。入院患者様の中から、栄養障害のある患者様を抽出し、医師、栄養管理士、薬剤師、看護師、検査技師など多職種の職員と症例検討会を行っています。

当院で治療している主な疾患
  • 胆石症
  • ○胆汁の通る肝内胆管、総胆管、胆嚢に石ができる病気を胆石症といいます。石のできる場所によって、「肝内結石症」、「総胆管結石症」、「胆嚢結石症」などと、名前が変わります。
    この中で最も多い胆嚢結石症では「腹腔鏡下胆嚢摘出術」を第1選択の治療としています。これは大きくお腹を開けずに3-4か所の10mm以下の小さい傷で胆嚢を摘出するものです。手術後3-7日程で、ほとんどの方が退院されています。

    ○総胆管結石症では内視鏡的乳頭切開術(EST)により、十二指腸乳頭から胆石を腸管内に取り出す治療(内視鏡的切石術)を積極的に行っています。

  • 大腸癌
  • ○早期の大腸癌や大腸ポリープ(腺腫)は大きさや組織の種類によっては、内視鏡による切除だけで根治が得られる場合があります(EMR:内視鏡的粘膜切除術)。これは日帰りあるいは1泊程度の入院で行うことができます。

    ○内視鏡治療の適応外の早期癌や進行癌では、腸切除が必要となります。当科では従来の開腹手術に加えて、大腸癌に対する腹腔鏡下手術を積極的に導入しています。

    ○ここ数年で大腸癌に対する抗癌化学療法は大きく進歩し、FOLFOX療法やFOLFIRI療法に分子標的治療剤を追加した外来化学療法を積極的に行っています。非常に効果的な症例には、切除不能であった癌病巣が切除可能となった症例も認め、生存期間の延長に貢献しています。

    ○また、癌などの悪性疾患だけでなく、虫垂炎、憩室炎や穿孔性腹膜炎などの良性疾患に対する外科手術も行っています。

  • 胃 癌
  • ○胃癌の患者様には、「胃癌治療ガイドライン」に沿った標準的な治療(通常の胃切除術、胃全摘術)を行うとともに、早期胃癌の患者様には、状況に応じて内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) を行っています。

    ○また、胃・十二指腸潰瘍の患者様で穿孔を起こされた場合には、腹腔鏡下に穿孔部を閉鎖し、胃を切除せず、小開腹で終わる手術を行っています。

  • 鼠径(そけい)ヘルニア(脱腸)
  • 「ヘルニア」とは、体の臓器または組織が本来存在する場所から脱出する状態をいいます。最も多いのは下腹部の太ももの付けねあたりに出る鼠径(そけい)ヘルニアです。重い物を持ったり、咳をした時に下腹部から陰嚢にかけて、膨れたり、違和感を感じて来院されます。鼠径ヘルニアに対する治療は手術が基本であり、ヘルニア嚢の処置とともにヘルニア門周辺にある筋膜の修復が必要です。現在はポリプロピレンメッシュを用いた修復が主流で、従来のmesh plug 法(鼠径部を5cmほど皮膚切開し、前方からメッシュを充填する方法です)に加え、傷が小さく痛みも少ないとされる腹腔鏡下のヘルニア修復術も積極的に行っています。
  • 肛門疾患
  • 肛門の代表的な疾患は、
    1. 直腸および肛門の静脈叢から発生し、静脈瘤(静脈のコブです)となった痔核
    2. 硬い便などにより、肛門の上皮に傷ができる裂肛
    3. 細菌感染によって、肛門の周囲に膿がたまる肛門周囲膿瘍や痔瘻
    などに分けられます。 この中で最も多い痔核は、軽度の症状の場合、便通を改善することや、薬(坐剤や軟膏)を使用することで、できるだけ薬で治療します。しかし、出血、脱出、疼痛といった症状が強い場合は手術も考慮します。内痔核の手術は、従来の結紮切除法(痔核に流れる動脈を結紮し、痔核を切除する方法)が主流ですが、最新治療である切らずに治せる治療として、ALTA(ジオン注)を用いた内痔核硬化療法も行っています。ALTA療法の場合、痔核に直接注射を行い、痔を小さく(硬化・退縮)し、痛みや脱出、出血を治します。従来の切除手術に比べて、痛みが非常に少なく、体に優しい低侵襲の治療で、手術翌日に退院可能です。しかし、すべての痔核の患者様にALTA療法が行えるわけではありませんので、まずは外来受診をしていただき、それぞれの病態に応じた最適な検査および治療を行います。
乳腺外科

診療内容

近年、乳がんはわが国において増加傾向を示しており、女性の悪性腫瘍の中で罹患率が1位となっています。また、社会全体として、乳がんという病気への関心もさまざまな活動を通じて高まっています。しかし、乳がんは早期に発見されて治療すれば、完治できる可能性が高いがんです。当院では門真市民検診や外来診療を通じて、患者様に検診および自己検診の有用性や、早期に発見すれば治癒率が高いことをご説明し、マンモグラフィー、乳腺超音波検査、針生検、局所麻酔下の乳腺腫瘍摘出術などの検査を行い、乳がんの早期発見に勤めています。


特色

検診で行われるマンモグラフィーに関して、読影認定をうけた2名の医師によるダブルチェックを行っています。