LSVT® LOUD(言語聴覚士による声のリハビリ)
入院・外来・訪問 どれでも対応可能!
LSVT® LOUD
(Lee Silverman Voice Treatment)とは?
アメリカで考案された、特にパーキンソン病患者さんの「発話」に対するリハビリテーションプログラムです。現在では、医学的にその効果が立証されたプログラムとして知られています。また、この治療は、指定の講習を受け、試験に合格した有資格者(言語聴覚士)のみが実施することができます。
当院では、入院・外来・訪問のそれぞれの患者さんに対してこの治療を提供しています。
問い合わせからLSVT® LOUD治療開始までの流れ
①当院の地域医療連携室への問い合わせ
来院もしくは電話(直通:072-885-1712)でお問い合わせください。
その際、LSVT® LOUD治療希望の旨をお伝えください。脳神経内科医の受診が必要となるため、診察予約をお取りします。
②脳神経内科医による診察と初回評価
LSVT® LOUD治療対象となるかどうか、現在の病態を診察します。
※治療対象ではない場合、LSVT®以外で言語のリハビリをさせていただきます。
③初回評価
言語聴覚士による初回評価(現在の声の状態など)を行います。
※診察と同日に行えない場合もございます。その際は、別日で初回評価の予約をお取りします
④治療開始
入院治療・通院治療(外来)・訪問治療の各治療形態で対応しております。担当言語聴覚士にご相談ください。
※訓練回数・時間等は以下の【訓練について】を参照ください。
訓練について
内容
LSVT® LOUDは、発話明瞭度の改善を目標とし、意識的に「大きな声」を出すトレーニングを集中的に繰り返し行います。そして、自分の声の小ささを自覚し、「大きな声」で話すことを習慣化していきます。
訓練回数
週4回×4週間(1回60分、個人セッション)
毎日の宿題(自主練習課題:15分~20分、リハビリがない日は1日2回行う)
注意事項
LSVT® LOUDをお受けいただくためには、下記の適応基準があります。
① 症状が安定していること(服薬の調整ができている)
② リハビリや自主訓練に意欲的であること
③ 声かけによって、動作や声量の大きさに変化が生じること
④ 医師の判断により、LSVT®による改善が見込めること
⑤ 週4回×4週間(計16回)の治療を継続して行えること(初回・最終評価を含めると18回)
これら5つの基準に合う場合、お受けいただけます。詳しくは一度、お問い合わせください。