薬 剤 部

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当院では、医師・看護師をはじめ医療スタッフと協働・連携し、患者さまに質が高く、安心・安全な医療が提供できるよう、医薬品の適正使用の増進、医療安全の確保、薬物療法の適正化に努めています。

業務内容

  1. 調剤業務・服薬指導(薬剤管理指導)業務

当院では、2008年6月から外来患者さまの処方を院外処方箋として発行しています。薬剤師が処方箋の内容を確認し、問題がある場合は処方医に問い合わせを行います。安心してお薬を飲んでいただく為に処方されたお薬の管理や服薬指導を行っています。患者さまにより安全で有効な医療の提供が出来るよう対応しています。


  1. 無菌調製

高カロリー輸液(糖やアミノ酸やビタミン、電解質などで構成されており、食事が摂れない患者さまの食事の代わりとなる点滴)等の混注作業を薬剤部の無菌室で調整を行っています。無菌の環境下で混合を行うことにより、患者さまに安全に治療を受けていただけるよう努めています。


  1. 抗がん剤(化学療法)の監査・調整・指導・管理

抗がん剤の調製は、薬剤師が安全キャビネット内(無菌室)で混注を行っています。
注射薬の中でも取り扱いに注意が必要なお薬です。薬剤師が患者さまごとの注射内容を確認し、薬用量、投与時間、投与回数、投与期間等を最終確認し、薬剤師が正しい手技で調製し、質の高い医療を提供しています。


  1. 医薬品情報管理

医薬品の情報を収集・整理して医師や看護師、患者さまに情報提供、又は質問に応じたりする業務を行っています。医薬品の安全性や有効性の情報を正確にかつすばやくお伝えし患者さまの治療の手助けとなるように心がけています。


  1. 薬学生実務実習

薬学教育が6年に延長し、当院は長期実務実習生を受け入れています。高度な医療に対応出来る様「教育研修マニュアル」に沿って調剤、注射薬調剤、高カロリー輸液の無菌調製、医薬品情報、チーム医療、薬剤管理指導といった薬剤業務全般について研修を行います。

医療関係者のみなさまへ

薬剤管理サマリー

当院では薬剤管理サマリーを用いて医療施設とのシームレスな医療を提供していくため情報を共有しています。入院患者さまが退院の際に、入院中に変更となった薬、変更の経緯、退院後にご確認いただきたい検査値・注意事項などについて「薬剤管理サマリー」を用いて同意を得た上で保険薬局・介護施設・病院へ情報提供しております。今後の服薬指導にご活用ください。薬剤管理サマリーを受け取られた際は、同封しております「薬剤管理サマリー(返書)」を用いて退院後の状況や連絡事項についてFAXにてご返信していただきますようお願いいたします。


服薬情報提供書(トレーシングレポート)

保険薬局で患者さまから聞き取った副作用やアドヒアランスなどに関する情報で、「緊急性は低いものの、医師に情報提供したほうが望ましい」と判断された内容を、医師へ情報伝達することにより情報の共有化を図るとともに、今後の治療に繋げていくことを目的としています。様式は各保険薬局でご用意していただいたものでFAXにて送信していただきますようお願いいたします。緊急性があるものは疑義照会として電話にてお願いいたします。
【送付先】
FAX:072-885-1760


当院のがん化学療法のレジメン

◎レジメンとは

抗がん剤を実際に投与する場合の計画書をレジメンと呼びます。各抗がん剤の特性に合わせて薬の量や投与速度、投与の順番などが決められ、時系列で計画書が作られます。副作用対策に使用する薬剤や休薬期間などもレジメンに記載されています。


◎レジメント運用の目的

抗がん剤は一般薬と比べわずかな投与量の違いによっても重篤な副作用が発現する可能性が高く、その副作用を回避するための様々な支持療法薬が併用されるため、投与方法がさらに複雑化しています。薬剤部では、がん化学療法の標準化や予測される有害事象の回避あるいは軽減、医療ミスや事故の防止を目的としエビデンスを基に必要なレジメンの整備、支持療法、輸液の設定等を協議し、抗がん剤を適正に使用するためのレジメン管理、運用をしています。


◎以下レジメン

随時更新していきます。


採用薬一覧

◎内服・外用

随時更新していきます。


◎注射

随時更新していきます。


新規採用薬・採用中止薬のお知らせ

随時更新していきます。

患者さまへ

お薬手帳について

お薬手帳とは、患者さまが過去・現在に使用している薬の名前・使用量・日数・使用方法などを記録できる手帳です。副作用歴、アレルギーの有無、過去にかかった病気、体調の変化などについても記入できます。お薬手帳の記載内容を医療スタッフが把握することは適切な治療を行うにあたってとても重要なことです。入院される際はお薬手帳をお持ちいただき医師・看護師・薬剤師へお申し出ください。


ジェネリック医薬品(後発品)について

ジェネリック医薬品(後発品)は、新薬(先発品)の特許期間満了後に厚生労働省の承認を得て発売されるお薬の総称です。先発品に比べ開発コストの軽減などにより同一薬効成分で安価になっています。
当院では先発品と同じ効果で安価なジェネリック医薬品を使用することが、患者さまの自己負担を軽くすると同時に、国の医療費の削減にもつながると考え、ジェネリック医薬品の使用に積極的に取り組んでいます。