TKA(Total knee arthroplasty)
- 膝関節の内外側の骨を O 脚が矯正されるように切除し、その後に金属を設置し金属の間にポリエチレンを設置することで膝の曲げ伸ばしができる様になります。
- 膝の靱帯の一部を温存する機種、全部切除し器械で機能を代償する機種などが様々な機種が存在します。
- 器械の特性上、手術後の膝の曲がる角度は平均120度であり、正座はできません。
- どのような変形でも対応可能です。
UKA(Uni-compartmental knee arthroplasty)
- 膝の中の十字靱帯(前十字靱帯、後十字靱帯)が正常な状態で、かつ単一区画のみの軟骨の摩耗であるため、内側もしくは外側区画の単一区画のみを人工関節にする方法です。
- ほとんどの症例が内側区画の変形で外側区画の変形は稀です。
- 内側区画の症状は歩行時の痛みに対して、外側区画の症状は立ち上がり、階段昇降の痛みになります。
- 十字靱帯を温存されているので術後深屈曲が期待できます。
- 低侵襲の手術で、回復も早く、傷も全置換術の1/3程の約5cm(外側は約 7cm)です。
- 適応が厳格で変形が強い場合は適応できず、上記の全置換術になります。
前・後十字靱帯